学生結婚のメリット・デメリット|影響は就職や学費?

学生結婚にはさまざまな事情と背景があると推測されますが、経済的問題や学業に専念できないという点などの障害も多く、社会的には余り好意的には受け入れられていません。

そのせいか、社会人になってからの結婚に比べて支持率は圧倒的に低く、その数も一般的な結婚に比べて少ないのが現状です。しかし、女性の高学歴化化ともに多様な考え方が認められるようになり、学生結婚も結婚の一つの形として容認されつつあります。そんな学生結婚の背景とメリット・デメリットについて考えてみました。

 

学生結婚とは?

学生結婚とは男女とも学生の時に結婚すること、あるいは、どちらかが学生である場合にも学生結婚といいます。

学生で結婚してしまうということは、子供ができてしまってやむなくというケースもありますが、運命の出会いが学生の時に訪れてしまってこの人しかないと思うケース、また、昨今学歴が高くなり大学院などに通っていたり、医師、弁護士などの専門職のケースでは卒業を待っていると婚期を逃してしまったり高年齢結婚・高年齢出産などが伴うこともあり、学生結婚をするというケースもあります。

 

 

社会的には偏見もある

学生結婚といっても実質年齢は幅広く、いわゆる「できちゃった婚」の早婚から、大学院、医師のインターの時期までも含みます。

社会的偏見があるのは学生は現実を知らないため、とかく自分たちの価値感を優先し別れてしまったケースもあるからでしょう。やはり、経済力もない学生が結婚して、子供を産んでもきちっと育てられるのだろうかという懸念もあるのでしょう。

 

やはり、親がかりになりかねず、生まれてきた子供にどう責任を担うのかという問題が常に残っているからかもしれません。

しかし、学生で結婚を考えることは一つも恥ずかしいことなどありません。出会って結婚したいと感じた時期が、たまたま学生だっただけなのです。ですから、こうした偏見にはケセラセケで乗り切ってしまいましょう。

 

 

学生結婚するカップルの実態

別れることなく結婚を持続できるカップルは、どのような工夫があるのでしょうか?

 

大切なのは信頼と尊敬

大切なのは相手との信頼関係です。社会人になれば、どうしても大人の付き合いをしなければならない場面があります。細かいことにいちいち疑心暗鬼になっていたら、疲れてしまうだけで一緒に暮らしてはいけませんよね。

もう一つは相手を尊敬する気持ちでしょう。相手を尊敬しいたわる気持ちがあれば、自然に優しくなれるのです。こうしているうちに二人の関係は強固なものになるのです。

 

 

悪い所も許せる心

学生結婚では相手のいい所しか見えてない場合、一緒に生活して悪い部分が見えた時に、ほとんどの確率で破局してしまいます。

相手の悪い所が見えた時、どこまで許しどこまで認められるかが大切です。悪いところも含めて相手を許容てきれば、その結婚は続くでしょう。そして、その相手と未来を語り合いましょう。

 

「将来、どんな仕事をしたいのか」とか「子どもは欲しいとか欲しくないとか…」とかを話して、一緒にいる人との未来像を描いていくのです。

こうした努力をしていくことで社会人になって、たとえ生活がすれ違っても語り合った二人の未来を目標に頑張れるのです。

 

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学生結婚のメリットとは?

そんな偏見もある学生結婚ですが、学生結婚に関しては、どんなメリットがあるでしょう。

 

たくさんの時間を共有することができること

学生結婚をした場合、人生を共に過ごす時間が長くなります。このことをメリットと考えるのかデメリットと考えるかは人によりますが、最近のように晩婚化が進んでくると35歳位で結婚することも珍しくありません。

ところが、学生結婚の場合は10年前後は長く一緒に過ごすことができます。

社会人になってある程度の年齢になり結婚すると多忙だったり、慌しい新婚生活しか送れない現実を考えれば、学生という若い時代に結婚生活を供に過ごせば、人生の楽しさを長く共有でき、お互いの理解度も深めることができるでしょう。

 

 

体力があるうちに子育てができる

近年晩婚化が進み、出産年齢も以前に比べて高くなってきました。晩婚化には卵子の老化というリスクもあります。

若い卵子なら健康な子供に恵まれる可能性も高くなります。昔、女性は15歳で結婚した事例もあるように、子供を産み育てるには相当の体力とエネルギーが必要とされます。

 

授乳には慢性的寝不足に耐えなければならず、子供を産み育てるには相当の体力とエネルギーが必要とされます。まさに「子育ては体力勝負」ということになります。子供が生まれると、自分の時間などありません。

自分の睡眠時間を削ったりしなければなりません。やがて子供が育てば、育ち盛りの子供のエネルギーについていかなければならなくなります。

そのためには、お母さんが若い方が体力があるにこしたことはありません。早くに出産をするということは、若い間に子供を産み育てるということとイコールです。若ければ、体力も気力も充分余裕があるでしょう。

 

 

たくさん子供を産むことができる

近年、不妊治療を行う夫婦は多くなっているのが現状です。不妊の原因は様々ですが、妊娠適齢期を過ぎた女性が多いというのも主要な原因のひとつです。

晩婚化には卵子の老化というリスクもあります。若い卵子なら健康な子供に恵まれる可能性も高くなります。

 

晩婚化が進んだ結果、子供がほしいと思っても遅すぎるケーかも多いのです。しかし、学生結婚であればこの悩みは軽減される可能性がとても高いでしょう。

若いうちに結婚すれば、早く子供を産み育てることができるからです。子供はたくさんほしいという人にとっては、学生結婚は適した選択と言えるかもしれません。

 

 

妊娠・出産の場合は学生結婚でも国の保護が受けられる

学生結婚の場合、妊娠した時補助金が受けられるという制度もあります。国民健康保険に加入し保険料を支払えば、出産育児一時金の給付が受けられます。

国民健康保険に加入して保険料を支払えば、出産育児一時金として42万円を受け取ることができます。

 

 

婚期を逃す恐れがない

現在、結婚したいのに相手がいないという人がたくさんいます。男女共に初婚年齢は年々上昇し、生涯未婚である人の割合も増加の一途です。

未婚である原因はさまざまで一概には言えませんが、離婚率が増えたこと、経済的な問題や出会いが少ないなどいろいろです。

 

ただ、いずれにせよ、結婚のハードルは上がっていることは事実でしょう。

現在の女性の高学歴化時代では学生である時期がいわゆる生物学上の結婚適齢期に当たるわけですから、その時期に結婚したい相手がいたならば、結婚しておくという選択は賢明な選択ということになります。

 

 

学費が免除になる場合がある

大学の学費はとっても高価なものです。その学費が、学生結婚していることによって免除されたり減額になったりすることがあります。

私立の場合、減額や全額免除という学校もありますが、学部によって異なることもあります。

 

国立大学の場合、学費が免除になるのではなく、経済的な理由で学費の支払が困難な人に、学費の負担軽減が認められる制度があります。

学費の負担軽減が認められる条件があり、二人の家計が完全に独立生計でなければいけません。学生結婚では優遇制度の対象になりやすいです。これはすべての大学でもやっている制度ではありませんが、活用すればメリットと言えるでしょう。

 

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学生結婚のデメリットとは?

一方、学生結婚にはデメリットもいろいろあります。

 

経済的な負担

恋愛中は好きな相手と「気持ち」が通じ合っていればいいのですが、やはり、結婚となるとそうはいかないでしょう。

というのも、結婚するとは実家から自立し独立の家計を持つことになります。学生と言えども、経済的自立をしなければなりません。

 

結婚生活をするのには2人分の生活費がかかります。家賃、水道光熱費、食費いろいろ必要です。もし子どもが出来た場合には、出産費や育児費などの費用がかかってきます。

学生と言えども、結婚し独立したのならば、実家などに迷惑を掛けずに自立していかなければならないため、計画性を持って学生生活とアルバイトなどの仕事をこなしていかなければなりません。

 

しかし、こうした家計を支える経済力については、社会人と学生の間には大きな差があります。

学生の本分は学問ですから、働くことが可能な時間は制約されていますし、雇用形態もアルバイトや派遣などがほとんどで安定収入ではありません。そうなると、生活するのはかなり難しくなるでしょう。

 

 

就職活動に影響がある

多くの学生は大学卒業を控えると就職活動をするわけですが、この際、企業に履歴書を提出することは定番です。この履歴書には配偶者や扶養家族の有無を記載する欄があります。

表向き「既婚の学生は採用しない」という企業はありません。その会社会社によって考え方は様々です。

 

しかし、履歴書を見れば既婚が未婚かは分かってしまいます。すると、企業の方では勤務地の選定などで配偶者のことまで考慮しなければならなくなります。

身一つで動ける独身の男性の方が使用する側としては面倒くささがないと考える可能性は十分あるでしょう。

 

もし、就職活動を少しでも有利に進めたいと考えているなら、入籍するのは就職後の方がいいかもしれません。

しかし、どうしても就職前に学生結婚をしなければならない事情があって籍を入れてしまったら、履歴書には本当のことを申告しましょう。履歴書に虚偽を書くと、法的に問題が起こります。

 

 

社会人になったらもっといい人に出会えるかも

学生時代は若く未熟で社会のことはよく分かっていません。第一、知っているつもりでも、まだ生活というものを知りません。

そして、学生を卒業して社会人になれば、その社会人としての時間はずっと長く続いていきます。また、社会人になってさまざまな現実が見えてくると、自分の価値観が変わってくることもあり得ることです。

 

学生時代には見えなかった生活という現実が、見えてくるからです。そうすると、自ずと社会における自分の位置とか働き方、そして家族のあり方など学生時代には見えてこなかった現実と向きあうことにもなります。

そのように変化していくかもしれない自分の在り方などを考慮すると、学生結婚はいささかリスクがある結婚とも言えるかもしれません。

社会人になって自分の人生計画や自分のしたいこと、すべきことが長期的に考えられるようになってから自分の人生にふさわしい人を探しても遅くはないでしょう。

 

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まとめ

学生結婚は、確かに生活と学業との板ばさみになる可能性は大きいでしょう。大人たちが反対する根拠はこうした事柄に対してでしょう。

こうした観点からみてきますと、結婚に対してはっきりしたイメージしか持てないなら、学生結婚は早すぎると言ってもいいでしょう。

 

ただ、意中の人がいたり、できちゃった婚で急ぐ対応が必要な場合、また大学院などまでいく過程で結婚適齢期を遅くしたくないと思える方には、学生結婚もありではないでしょうか。

ただ、学業と経済生活とはなかなか相容れず、勉強に打ち込めないという悩みが多くなっていることも事実でしょう。一方で、学生結婚には、おおらかな価値感で好きになってしまった人と純粋な生活を味わうこともできますし、若いうちに出産・育児を済ませてしまうこともできます。

このように学生結婚には特有のメリット、デメリットがありますから、学生結婚に向いている人と、そうでない人がいるとはっきり二極に分かれるかもしれません。

Posted by yan